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【スターウォーズ】最後の指令 上巻 あらすじネタバレ解説

 こんにちは!ワイロです。

 

今回は、スターウォーズのレジェンズ本で「スローン三部作」の最終作『最後の指令』上巻について書いていきます。

 

例によって、この本はレジェンズ(非正史)なので、カノン(正史)の設定と同じとは限りません。

 

感想は『帝国の後継者』上巻のものと変わらないので割愛します。

【スターウォーズ】帝国の後継者 上巻 あらすじネタバレ感想考察 小説の入り口としてオススメ! - 映画の感想とかを書くブログ

 

毎回思うけど、表紙の絵が良い 

 

 

最後の指令の作品情報

1994年(オリジナル版)2019年(新訳版)

著者 ティモシイ・ザーン

竹書房文庫、講談社文庫

 

今回読んだのは新訳版の方です。 

 

最後の指令 上巻 のネタバレあらすじ

ざっくりあらすじ

『暗黒の艦隊』後の帝国軍と新共和国の戦い 

 

1章

帝国は惑星ユキオを配下に

レイアはシボースの存在を感じとる

 

2章

ルークはクローンを発見

追跡することに

 

3章

スローンはマラ、レイアを誘拐することに

 

4章

スローンはルークを取り逃す

ルークはホノーグル(ノーグリたちの惑星)へ

 

5章

レイアは双子のジェイナ、ジェイセンを出産

新共和国は帝国軍に星系を奪われる

 

6章

スローンは二クロン(ランドの惑星)を襲撃させる

 

7章

ルークはレイアが襲われる夢を見る

ランドの星である二クロンは、帝国に襲撃されて木っ端微塵に

 

8章

インペリアルパレスに帝国コマンドーが侵入

マラは彼らを妨害することに

 

9章

ランド、マラはコマンドーたちを撃退

ヒムロン少佐を捕虜に

マラにスパイ疑惑がかかる

 

10章

カードら密輸業者たちの会合が行われる

彼らのほとんどは新共和国につくことに

スローンはフェリアにカードのスパイをさせる

 

11章

ルークたちはマラと一緒にクローン施設をぶっ壊すことに

 

12章

密輸業者たちは帝国の造船所を襲撃

スローンはコルサントを包囲することに

 

13章

ルーク、マラ、ハン、チューイ、ランドはウェイランド(シボースが治めていた星)へ

これを嗅ぎつけたのか、シボースも向かう

スローンはコルサント包囲作戦を開始 

 

14章

スローンはコルサントを事実上封鎖

レイアはデルタソースの暗号コードを手に入れる

  

新事実とその解説

  •  クローンは早くて3-4年で成人させるのが良い。

そうしないと情緒不安定でシボースのようになるらしいです。

正史の設定だと「通常の人間の倍の速度」で成長するようプログラムされていたので、これは驚きですね。

しかも、作中では2週間程度で創ったりもしていたので更に驚きです。

 

このクローンですが、メチャクチャ厄介です。

「クローン工場」で2週間で数万、数十万人が生まれ、それら全てが人間と変わらない性能。

悪い点といえば、食糧が必要なことくらい。

本当にやばいですね。

『クローンウォーズ』では、戦地に行くのに10年程度はかかるので、一気に増兵できず、ドロイド軍をなかなか打ち破れていませんでした。

ただ、今作の帝国軍は2週間でクローンを創れちゃう。

これは、1ヶ月程度で新共和国を滅ぼす事ができる可能性もあるということ。

クローン強すぎますね・・・

正直、新共和国が勝つ未来が全く見えない。

運よくクローン工場を破壊したところで、敵にはドレッドノート300隻、他戦艦、大量のクローン、将校、なんと言ってもスローン大提督が居る。

マジで、新共和国の終わりは近いですね。

 ラストでデルタソースの暗号を解読したのと、密輸業者が仲間というのだけが救い。

 

  • スローンは4回も皇帝の命令を拒否したことがある。

これも驚きですね。

帝国で、いや、銀河で一番強い人の命令を拒否するとか凄すぎる。

 

スローン曰く、「1回目は反逆者呼ばわりされたが、2回目以降は聞き入れられた」そうです。

さすがのスローンでも、1回目は許してもらえなかったんですね。

しかし、スローンの意見が正しかったので、2回目以降は聞き入れられた。

本当にスローンは凄いですね。

戦略面では皇帝に勝っていて、それをエイリアン差別主義者(スローンはエイリアン)の皇帝に認めさせるとか凄すぎる。

スローンは冷静に判断を下す男に見えますが、こう言った思い切りの良さもあるので大提督になれたんでしょうね。(しかもエイリアンで唯一の大提督)

 

やっぱりスローンはカッコ良すぎる・・・

(スローン3部作の映画化まだ?)

 

  • スローンは有能な部下を昇格させる

部下を昇格させるのは当然ですが、スローンは、たった一つの行動だけで昇格させちゃうんです。

これにより、「ミスをしたら殺される・・・」と、ピリピリしていた空気が一転、「スローンヤベェ!俺も頑張って昇格するわ」となっていました。

 

本当にスローンは、人を掌握する力が優れていますね。

 

  • 皇帝は兵士たちの頭を操って、遠くから戦っていた

ep6の「エンドアの戦い」でのことです。

なんでも、皇帝は離れたところから兵士たちにフォースを送って自分の思い通りに操っていたそうです。

強すぎますね・・・

数万の兵士を自由自在に操るだけでも凄いけど、自分の兵士だけでなく、同盟軍側の兵士まで操れるんだからヤバすぎる。

遠くの安全な所からは兵士を操って参戦、近接戦闘ではヴェイダーに守らせつつ、フォースライトニングで攻撃。

無敵ですね。

ヴェイダーが裏切ってくれたから勝てましたが、ヴェイダーが裏切らない場合、皇帝を倒せる者など一人もいないと思います。(イサラミリを使ったら勝てるかも?)

 

  • ティモシイ・ザーンは「関節が白くなるほど...を握る」という言い回しを多用する

どうでも良い話ですが、作者のティモシイ・ザーンは、「関節が白くなるほど...を握る」という言い回しを多く使います。

戦闘シーンになったら必ずと言って良いほど出てくるんですよね。

単純にこの言い回しを気に入っているのか、定番の言い回しなのか。

非常に気になります。

 

  • スローンはヴェイダーの事を、部下を無頓着に扱う人間だと思っていた

スローンはヴェイダーの事を尊敬していると私は思っていましたが、「部下を無頓着に扱う人間」として、下に見ている描写もありました。

これは驚きですね。

確かにヴェイダーには、失敗した部下を直ちに処刑しちゃうというチャーミングポイントがありますが、これによって部下であるスローンに下に見られているとは。

ヴェイダーは意外と人望がありませんね。(私が曲解していただけ)

 

キャラクター紹介

  •  ルーク

反乱軍の英雄でジェダイの騎士

マラたちと共にクローン施設をぶっ壊すため、ウェイランドに向かう

出番少なめ・・・

 

  • レイア

新共和国の外交官で、ヴェイダーの娘(マラ・リー・ウシュ)

意外と新共和国の面々に尊敬されている

今作で遂にお腹の双子を出産。

ジェイナ、ジェイセンと名付けた

 

ルークたち「クローン施設ぶっ壊し組」とは別行動をとり、封鎖されたコルサントで奮闘中

 (もはや主人公)

 

  • ハン

レイアの夫で反乱軍の英雄

「クローン施設ぶっ壊し組」なので、下巻では頑張ってもらいたい(今回は殆ど活躍しなかった)

 

  • チューイ

反乱軍の英雄でハンの相棒

ハンと同じく殆ど活躍しなかったので、下巻では頑張ってもらいたい

文章だけでも可愛さが伝わる。

 

  • ランド

 反乱軍の英雄で実業家

まぁまぁ活躍した

「クローン施設ぶっ壊し組」

 

  • ウィンター

レイアの幼なじみで右腕

帝国軍との戦いでは、自慢の記憶力を武器に活躍した(基地の図面を丸々覚えられるらしく、帝国軍に恐れられていた)

 登場シーン多め

 

  • マラ

元「皇帝の手」で、新共和国の一員

クローン施設を見たことがあるということで、ルークたちをウェイランドに案内する

「クローン施設ぶっ壊し組」のキーパーソン

 

  • ジェイナ

レイアの娘で双子の姉

 

  • ジェイセン

 レイアの息子で双子の弟

ジェイセン・ソロって名前カッコ良すぎないか?

正史では、「カイロ・レン」(ベン・ソロ)に当たる人物なので、参考にされている可能性がありますね。

 

  • スローン

本作で一番カッコ良いキャラクター

前述の通り、人心掌握、戦術、戦略、心理戦などに優れている。

 14章では、フェイク小惑星を使うことで、兵士をその場に置かずともコルサントを封鎖することに成功した。

頭が良すぎて新共和国が可哀想になるほど。

 

  • ペレオン艦長

スローンの部下

前巻では特に目立った活躍はなかったが、今回、的確な指揮をしたことでスローンに褒められた。

スローンの陰に隠れがちだが普通に有能。(ただし部下が・・・)

 

最後の指令 上巻のまとめ

 今回もスローンのカッコ良さを存分に堪能できる良作でした。

 

ではまた次回!

 

フォースと共にあらんことを

 

 

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