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【映画】ロードキラー あらすじネタバレ感想考察 良作サスペンススリラーだがラストが消化不良

こんにちは!ワイロです。

 

今回は、映画『ロードキラー』の感想を書いていきます。

 

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2002/04/26
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ロードキラーの作品情報

2001年 アメリカ 98分

監督 ジョン・ダール

脚本 JJ・エイブラムス(!)

   クレイ・ターヴァー

出演 ポール・ウォーカー

 

ロードキラーのあらすじ

恐怖のドライヴ・ツアーを描くロード・スリラー。監督は「ラウンダーズ」のジョン・ダール。製作・脚本は「アルマゲドン」などの脚本家J・J・エイブラムズ。撮影は「アンフォゲタブル」のジェフリー・ジュア。音楽は「ザ・ウォッチャー」のマルコ・ベルトラミ。出演は「ハムレット」(00年)のスティーヴ・ザーン、「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカー、「愛ここにありて」のリリー・ソビエスキーほか。

https://eiga.com/movie/51472/より

 

『ロードキラー』ネタバレ感想 普通に面白いサスペンススリラー

面白いです。

スピルバーグのデビュー作で、トラックに執拗に狙われる『激突!』のオマージュっぽい作品ですし、キャラクターにもある程度は愛着が湧きます。

ただ、途中までのストーリーは良いのにラストが消化不良すぎるのが残念でした。

 

良い点

  • カーチェイスだけじゃない 

『激突!』は高速道路でのカーチェイスだけですが、こちらは、トウモロコシ畑でトラックから隠れたり、モーテルを探しまくったり、警察が介入してきたりと、バリエーション豊かで飽きません。

途中で普通の日常描写に戻ってから、いきなりラスティが出てくるのも怖くて良かったです。

 

  • ラスティがヤバイ

ラスティのヤバさの作り方が凄いです。

悪ふざけに引っ掛かっただけなのに、全く関係のない人の下顎をもぎ取りますし、これまた全く関係の無い人のトラックを大破される。

また、主人公たちを殺すのかと思ったら立ち去って、しばらくしたらまた電話で出てきたり、行動パターンが読めません。

ただ、レストランに裸で入ってハンバーガーを食べるよう指示したのに、食べないまま出てきても特に何かがあるわけでもなかったりと、ちょっと甘いポイントもありましたね。

まぁこれは、行動パターンが読めないとも言えますが、普通にツッコミポイントだと思います。

 

  • 緩急の付け方

序盤の無線でのイタズラから、モーテルでの事件、

その後のハイウェイでのカーチェイスから普通の日常に戻ったかと思えば、モーテルに電話が来てまたバトルが始まる

と、緩急の付け方が良いです。

しかも、これらは予兆とかが何もなく、唐突に訪れるんです。

これにより、怖さが増しますし、より映画の世界に引き込まれました。

面白かった。

 

悪い点

  • ラストが消化不良すぎる 

消化不良な終わり方ですね。

ベナ、シャーロット、兄貴も助かって、ラスティも死んだのかと思ったら、あのトラック運転手は親切な氷の運搬トラックの人で、最後にラスティからの無線が来る。

詳しくは疑問点と考察のところで話しますが、消化不良すぎて残念でした。

 

  • 展開が分かりやすい

分かりやすいですね。

無線でのイタズラも、この後ヤバイことになるのが目に見えていますし、氷のトラックの運転手が良い人というのも、「警戒していた相手が実は良い人」っていうホラー映画あるあるのまんまです。(そもそもトラックが違う時点でわかるが)

王道の展開と言えば聞こえは良いですが、予想を裏切って欲しかったですね。

ラストは良かったです。(消化不良だけど)

 

疑問点と考察

  • ラスティは生きている?

ラスト、トラックに乗っていた人は、実は氷のトラックの人で、ラスティから無線が来るのですが、これは、

「ラスティは実は生きていて、どこかで氷のトラックの運転手と入れ替わった」

ということですよね。

となると、どこで入れ替わったのかという問題が出てきますが、これはおそらく、

「氷のトラックの運転手は中盤のラスティによる激突で死んでいて、ラスティが兄弟の元から立ち去った後、氷の運転手の死体を回収。

ラストのバトルで、ラスティがトラックで突っ込むところは、氷の運転手の死体を運転席に置き、アクセルはバッグかなんかで固定した」

ということだと思います。

要するに、

「氷の運転手はずっとトラックの中にいて、ラストバトルで一回ラスティがトラックで立ち去った時にラスティは降り、Uターンした時には氷の運転手に変わっていた」

ということ。

 

まぁ、そもそもラスティはトラックの中で死んでいて、無線のあれは録音の可能性っていうのもあります。

 

『激突!』との比較

スピルバーグのデビュー作で私が大好きな作品『激突!』に、本作は似ていますので、これとの比較をしていきます。

 

  • ターゲットを狙う動機

ラスティはイタズラをされたことで犯行に至りましたが、『激突!』の方は何にもしていないのに狙ってくるんですよね。

動機だけでいえば、『激突!』の方が怖いです。

何にもしていないのにいきなり狙われるのは怖すぎる。

 

  • トラック運転手

『激突!』のトラック運転手も最後まで顔を見せません。

ただ、ターゲット以外の人間には親切ですし(これが怖さを醸し出している)、トラックでの体当たりしかしない、動機が謎すぎる、最後はちゃんと死ぬと、ラスティとは結構違いますね。

 

ラスティは、ターゲット以外の人間も普通に殺しますし、体当たり以外にも、誘拐、銃殺(未遂だが)、下顎もぎとり、標識に落書き、ターゲットとのコミュニケーションなど、やることのバリエーションが豊かです。

また、『激突!』の方は崖から落ちて死にますが、ラスティは生きているのか死んでいるのかよくわからない。

 

こう見ると、この二人は似ているようで、結構違うキャラクターですね。

『激突!』の方は動機が謎だったり、ターゲット以外には優しかったり、ターゲットとコミュニケーションを取らない。

と、本当に行動が謎すぎて怖いですが、

ラスティは、動機がハッキリしていて、ターゲット以外も襲い、コミュニケーションを取りまくり、トラック以外でも襲う。

つまり、ラスティは非常に人間味のある敵ですよね。

それに対し、『激突!』の方はマジで謎すぎるし最後までよく分からない、人間味のかけらもない敵

どちらにも良さがありますが、私は『激突!』の方が怖かったです。

 

キャスト

  • ポール・ウォーカー(主人公役)

ワイスピシリーズ

イントゥザブルー

など

 

好きな俳優さんです。

もう新しい作品を観られないのが悲しすぎる・・・

ご冥福をお祈りします。

 

  • リーリー・ソビエスキー(ベナ役)

グラスハウス(B級ですが面白いです)

ロードキラー

など

 

グラスハウスもサスペンススリラーで面白いです。

 

  • スティーヴ・ザーン(兄貴役)

猿の惑星グレートウォー

サハラ死の砂漠を脱出せよ

スチュアートリトル

など

 

全部面白い作品です。

 

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『ロードキラー』のまとめ 消化不良だけど良作

ラストが消化不良すぎますが、サスペンススリラーとしては非常によく出来た作品だと思います。

 

ではまた次回!

 

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